95年の伝統を誇る寒河江高校水泳部海合宿が、8/3-4に行われました。
なぜこの場所で海合宿をしているのかという理由は、当水泳部が水府流太田派を継承している事と深く関係しております。
水府流太田派第4代の本田師範が東京高等師範学校(今で言う高校の先生を指導する学校)の水泳師範をしており、この学校で学んだ水泳指導の先生を通じて日本全国の旧制中学(現在で言う高校)に普及。このため、水府流太田派は最も新しい流派ながら、現在最も遊泳人口が多い流派となりました。
 その水泳師範のうちの一人、山形県鶴岡中学校教員斎藤忠雄が大正12年8月11日より10日間鶴岡市由良にて山形県・秋田県の中学校教員・生徒に水泳講習会を行い、これに旧制寒河江中学(現在の寒河江高校)の生徒が参加。鼠ヶ関海岸で斎藤を師範とし大正12年8月に寒河江高校水泳部の前身である旧制寒河江中学校水泳部が創部しました。
以来、この鼠ヶ関で「水府流太田派」の練習を行い、現役高校生に引き継ぐのがこの海合宿です。

私も現役時代、そしてOBになってからは引率で何度もこの鼠ヶ関に来ておりますが、今年は山形県沖地震(鼠ヶ関は震源地から一番近い集落。震度6強)の爪跡を至るところに感じます(写真は崩れた鳥居)。
宿泊その他は全く問題ありませんので、この夏ぜひ鼠ヶ関にお越しください!

ちなみに合宿の朝の散歩(&ラジオ体操)で必ず訪れるのが、この新潟県と山形県の県境。
念珠ヶ関(鼠ヶ関)は「白河の関」、「勿来(なこそ)の関」とともに、古代における奥羽三大関所の一つとされており、「勧進帳」の舞台だったといわれる場所でもあります。
地元の方に聞いた話では、すぐ隣町だけど、大きい地震を何度か経験している新潟とあまり経験していない山形とでは、初動や対応が全く違っていたとの事。
地震が少ないのはいい事なんだけどね。